本文までスキップする

 

 

 

冒頭からぼやいてしまうのは如何なものかと思いつつ、ぼやかずにはいられない毎日を過ごしている。

阪神タイガースの現状に対して・・・。

勝利した日は各局全てをはしごして、勝利の余韻に浸りながら寝床に就くのが私のルーティンなのだが、

今シーズンはまだ1日しか行えていない。

未だ人生で経験したことのない由々しき事態なのである。

 

批判の矢面に立たされている矢野監督は大変辛い立場にあるとは思うのだが、

こんな状況であるからこそ矢野さんらしく喜怒哀楽を前面に表出して選手を鼓舞して欲しい。

どこか魂が抜けたようなうつろな表情ばかり目にすると一ファンとして悲しい気持ちになる。

 

元NHKアナウンサーの鈴木健二さんが自身の著書の中で、以下のように述べられていた。

物事には常に裏と表の解釈がある。

「急がばまわれ」とも言い、また「善は急げ」ともいう。

必要なのは、この場面では「急がばまわれ」の方法をとるのか、

あるいは「善は急げ」という手を打ったらいいのか、

その場の状況において素早くどちらがいいのかの判断をすることである。

 

矢野監督の現役時代は、ここぞの場面で決めてくれる本当に頼もしい選手であった。

捕手としても素晴らしいリードで投手陣を引っ張ってくれた。

チームの低迷期と常勝期の両方を経験している稀有な存在であるだけに、

きっと引き出しの数も多いはずだ。

今こそ、その引き出しの奥から様々な「策」を引っ張り出してもらいたい。

そう、「モーションはエモーションを生む」のだから。

 

入場規制撤廃の動きも相まって、皮肉にも成績とは反比例して観客動員数は12球団トップだと言う。

巷で色々と言われてはいるが、実は阪神ファンは温かいのではないかと勝手に思っている。

まだまだシーズンも始まったばかり。止まない雨はない。

そう遠くない日にきっと、私の日常に潤いを与えてくれると今は信じたい。