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球春到来!!

いつ聞いても、私にとっては心地良い響きの言葉である。

我が阪神タイガースは今年度から岡田新監督が就任し、アレに向けて宜野座キャンプ真っただ中だ。

思えば2005年のリーグ優勝を最後にもう17年も経ってしまった。

当時私は、職場が西宮市であったこともあり、職場仲間と定期的に甲子園に出向き、

日本シリーズまで全うできた夢のような時間を過ごしていたように記憶している。

その時の主軸であった今岡誠(現在は真訪)さんも今シーズンから打撃コーチとして復帰することになった。

当時の今岡選手は、ここぞの場面で必ず決めてくれる絶対無二の存在であった。

是非とも今年は野手陣が奮起してアレを目指してほしい。今岡コーチが「マコトの救世主」となることを切に願っているわけである。

 

未だに私の中での七不思議のひとつが、当時、今岡選手は何故野村監督の下では起用されなかったのかということである。

星野監督に変わった途端に、見違えるような貢献度を示してくれたことを思うと、ただただ疑問でしかない。

今は亡き両監督に是非聞いてみたい。当時、どのように今岡選手を評価していたのかと。

 

プロ野球の世界以外においても当然のことながら「評価」という物差しは必ず存在する。

学校生活や職場において誰でも「被評価者」という立場は経験することになる。

私が様々な組織に属してきて、「被評価者」という立場でもっとも悩まされたのが、

「評価者」のさじ加減ひとつで決められたような納得できない「評価」である。

人間は感情動物であるが故、モチベーション低下は避けられないわけである。

 

過去の職場で、突然外部コンサルタントが職場に入り込み、1年以上を費やしてプロジェクトチームの一員として

評価指標を作り上げていくという経験をしたことがあるのだが、今振り返っても全くもって職場にフィットしている制度とはかけ離れていた。

準備期間をどんどん引き延ばされて、まんまとコンサル会社の売上に貢献しているだけであったような気がしてならなかった。

トップが何を求めてこの制度を導入しようと思ったのかも未だにわからないという事例もある。

 

令和となり、様々な人事に関する評価指標を示した方法論はそこかしこに存在している。

なのに自身がもっとも納得度が高かった評価制度は、二十年以上も前に所属していた会社の評価制度なのである。

確かに、営業という職種で目に見える「数字」という判断材料があったことで、評価の根拠が明確であった部分は大きいが、

「被評価者」が「評価者」に対して交渉できる余地があるというユニークさも私好みであった。

また、数字では表れない貢献度などを評価してくれたところなどはいかにも日本的で血の通った評価制度であったと今でも思っている。

 

今シーズンの阪神タイガースチームスローガンは、

A(aim!)R(respect)E(empower)だそうだ。少々、色々な意味で後付け感は否めないのだが、

個人、チームとして明確な目標を持ち、野球と言うスポーツや諸先輩方に対して敬いの気持ちを持って取り組み、

個々がさらにパワーアップすることで最高の結果を残していくという、実は実は大変深い意味なのである。

私の今年のタイガースの「評価」は、もちろん アレ で間違いない。

揺るぎない根拠もある。(毎年言っているが・・・)

ただただ願うのは、選手全員がケガなどのアクシデントがなく順調に推移すること。

そして、18年ぶりの歓喜をもう一度!!