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連日のうだるような暑さで少々夏バテ気味の日々が続いている。

そんな暑さの中でも、甲子園では高校球児たちが熱戦を毎日繰り広げている。

最近は勝手に親目線で見てしまっているため、勝敗よりも選手達の健康の方が気になってしまうのである。

今大会私が見た数試合だけでも試合途中に足がつるシーンを何度か目撃した。

球数制限や大会日程の緩和など、過去の大会に出場した先輩達の犠牲から高校球児の体を守ろうという声が上がり始め、

都度ルール変更が行われてきた訳だが、事が起こってからでは手遅れであり、ここまでの酷暑はもはや命に関わることであり、

朝夕二分割開催案など、賛否両論あるにせよ議論すべき時期が今であることは明らかであると思う。いや、遅すぎるのかもしれない。

 

東京オリンピックでのマラソンコース変更やカタール開催予定の2022サッカーW杯の開催時期変更などは酷暑を理由として既定路線からの変更がなされ、実行された。

なのに、夏の甲子園はやはり風物詩化してしまっているのだろうか。

伝統という脈々と受け継がれた歴史が議論することすら壁として立ちはだかってしまうのだろうか。

 

近年、企業や各団体においてもがん検診や人間ドックなど、毎年の健診以外での福利厚生の充実を図る動きが見られるようになってきた。

24時間戦えますか。というCMが懐かしいが、大学生の就職に関する意識調査でも私の学生時代とは全く違う意識であることにも驚いた。

価値観の多様化で、それぞれの美学が時代と共に変化が生じているのである。

 

これは介護業界に限ったことではないが、今後労働力不足が顕著になることは明らかである。

日本の出生率からみても、劇的に労働力不足が解消することは益々考えにくいし、根拠もない。

今ある労働力の健康寿命をどう延ばしていくのか。

施設としてもとしても重要な局面であることは言うまでもない。